法人決算を黒字化したい
法人一期目の決算処理です。
仕訳としては預金利息4円のみ。
会計ソフトで決算処理したところ、法人市県民税の均等割分約五万円の赤字となりました。
均等割分の同額を、役員借入金および債務免除益として計上した場合、更に免除益に対して法人税が加算されてしまい、黒字化出来ないと思うのですが、黒字化出来る処理の仕方がありましたら、教えたください。
税理士の回答

藤本寛之
役員借入金を債務免除してまで、第一期で黒字決算にしないといけない理由は分かりませんが、均等割について未払計上しなければ預金利息のみの決算になります。
(借)法人税等 50,000 (貸)未払法人税等 50,000
上記に仕訳をせずに、均等割を支払った第二期において以下の仕訳を行います。
(借)法人税等 50,000 (貸)預金 50,000
藤本様
お忙しい中でのご返答誠にありがとうございます。
貴社は不動産を得意とされているのですね。
当方、不動産賃貸業を主業務として、法人設立しました。
第一期は具体的な結果が出ず残念ですが、
今後、融資を受ける事も視野に入れており、
書籍等の情報を参考に黒字化を考えておりました。
✳融資には黒字化が必須との情報が多数でした
頂いた回答から、簿記3級の私レベルでの解釈をさせていただくと、
第一期において、法人均等割についてはそもそも仕分けに入れず、
預金利息のみ計上、仕分け。
第二期に法人均等割を仕分け、処理。
ということで、推察します。
間違えた解釈でしたら、指摘頂けると幸です。
この文章を書いてふと思ったのですが、
第二期にて納税処理をする際、借入金処理しない限り、
売上等も無いので資本金を取り崩す形となると思われます。
仮に、第二期通期においても売上等無かった場合、
結局、赤字決算となるのではないでしょうか。
この場合でも第二期に黒字化したい場合、
何か黒字化出来る方法があるのでしょうか。
上記条件で、黒字化できないとすると、
最初にご相談した第一期の対応自体、
無駄、もしくは単なる赤字決算の
先延ばしと思われてしまいました。
この感覚は正しいのでしょうか。
✳自ら相談しておきながら、申し訳ありません。
長文になり、大変すみませんが、
ご意見頂戴出来ましたら幸甚です。

藤本寛之
ご相談内容から外れるかもしれませんが、不動産賃貸業を営むために法人を設立されたのであれば、その法人が黒字であるのか赤字であるのかは関係ありません。
個人=法人(ミニマム法人)と金融機関では見ていますので、設立一期目で均等割の計上により、法人が赤字になってもそれは関係ありません。
代表者個人の主な所得の水準と個人の信用状況(貯蓄・借入)が法人が融資を受ける際の重要事項と認識された方が良いと思います。
藤本様
早速のご連絡ありがとうございました。
参考にさせていただきます。
本投稿は、2018年11月09日 15時21分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。