役員報酬の源泉徴収分を間違えて支払いました
今年度会社を設立したのですが、資金繰りの関係から役員報酬を未払で処理していました。やっと資金に余裕ができたため初めての役員報酬の振り込みをしたのですが、間違えて源泉徴収分を含めて振り込みをしてしまいました。
この場合はどのように仕分けをして、どのように処理をすればよいのでしょうか。
初歩的な質問ではございますが何卒よろしくお願いいたします。
税理士の回答

自分の税務署の源泉税の担当に電話してください。
どのようにすればよいのかを実務的に対応してくれます。
仕訳は
最初は正しく仕訳をします。
役員報酬***未払金***
未払金***現金預金***
預り金***
預り金***現金預金***間違い通りの仕訳をします。
差額の処理を行います。
よろしくお願いいたします。

回答します
役員報酬にかかる源泉所得税の納付は、支払月の翌月10日に収めることになっています。
納期の特例を申請している場合は、1~6月までに支払った分は、7月10日までに、7月~12月に支払った分は翌年1月20日までに納付することなっています。
1 納付期限を過ぎている場合
早急に会社が一旦立替えて源泉所得税を納付し、役員からは後日返金していただくか、次回の役員報酬の支払の際にその分の源泉所得税を回収するなど、何らかの返金手続きをとることになります。
【仕訳】
《納付時》
預り金 〇〇/ 現金預金 〇〇
未収金 〇〇/ 預り金 〇〇(※)
摘要に、役員報酬〇月支払分会社立替と記載します。
※この仕訳を省略した時は、預り金勘定は一旦マイナスになります。
《返金時》
現金預金 〇〇 /未収金 〇〇 とします
摘要に、役員報酬〇月分立替納付分 回収などとします
※の仕訳を省略した時は
現預金/預り金 の仕訳になります
2 納付期限がまだの場合
期限内に納付し、役員本人からは先と同じように、何らかの形で返金手続きをとるようにしてください。
【仕訳】
預り金の一旦計上を行います
未収金 〇〇/ 預り金 〇〇
摘要には、役員報酬〇月分 預り金源泉漏れ
《返金時⦆
現預金 〇〇 /未収金 〇〇
摘要は、役員報酬〇月分 預り金返金
返金前に納期限が来た時には間に
預り金 〇〇 /現預金 〇〇 の仕訳が入ります。
参考にしてください。
本投稿は、2020年09月29日 15時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。