未払消費税の仕訳の仕方について
青色申告の個人事業主です。
消費税の仕訳の仕方について質問です。
税込み処理で仕訳をしているのですが
①決算時に 仮受消費税 100/仮払消費税 70
未払消費税 20
雑収入 10
この仕訳で合っているのでしょうか。
②来期に消費税が引落になるのですが、引落された時は
租税公課/普通預金
で良いのでしょうか。
この仕訳だと、実際は支払っているのに貸借対照表に未払消費税が残ってしまうのですが…
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

中島吉央
税込み処理であれば、納付額が10万円なら
租税公課 100,000 未払消費税等 100,000
となり、実際に払った時に
未払消費税等 100,000 普通預金 100,000
となります。
ご返信ありがとうございます。
追加の質問失礼します。
2017年から消費税の支払いをしているのですが、
実は①のような仕訳をして、翌期に租税公課/普通預金で仕訳をしていました。
貸借対照表に未払消費税が今までの分が残ってしまっているのですが、どのように直せばよいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

中島吉央
ちょっと気になりましたのが、税込み処理なので、仮受消費税、仮払消費税も消えないことになりませんか?
使っている会計ソフトに「仮受消費税と仮払消費税の残高が合っていません」と表示が残るため、①のような仕訳をすると残高が合うためそのまま決算をしていました。
そのため、貸借対照表には仮受と仮払はありません。
ただ、今年になってこの仕訳は「税抜き処理」の場合ということに気づき、また、未払消費税の額が増えていることに分からなくなってしまったので質問しました。
翌期の引落時に「租税公課/普通預金」で計上していたので未払消費税が減らなかったのかな?と思っています。
よろしくお願いいたします。

中島吉央
となると、①の仕訳をいれると仮払消費税が消えるという事は、相談者様は税込処理で仕訳を打っているけど、会計ソフトの方では税抜処理にするという設定になっているのではないでしょうか?確認してもらえますか?
ご返信ありがとうございます。
確認したところ、「内税」になっていました。
会計ソフトでは課税取引を「内税」で処理しているので空欄(税込)に変更して消費税申告書を作成するで良いのでしょうか?
追記失礼します。
「内税」で仕訳していた分を「税込(空欄)」に変更すると仮受、仮払消費税の残高が減ったため、このまま変更していきます。
1つだけ気になるのが、「過去分の未払消費税」です。
今期分は翌期に「租税公課/普通預金」(前期の消費税の支払い)で計上するのですが、今まで清算してこなかった(貸借対照表に残った)未払消費税はどのようにすれば良いのでしょうか?
無知で何度も質問して申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

中島吉央
ここから書くことは、相談者様の会計ソフトの中身を見ていないので、私の推測になることご理解してください。
おそらく、相談者様は前年までの処理につきましては会計ソフト上は税抜処理だったのだと思います。ですから、①の処理を事業年度末にすることにより、仮受、仮払消費税の残高を消せたのだと思います。であるならば、②の処理は、本来、「租税公課」ではなく「未払消費税」とし、未払消費税の残高を消さなくてはいけなかったということになります。となると、前年までは「租税公課」の金額分、経費計上が多かったということになりますので、修正申告が必要になるかと思われます。
ご返信ありがとうございます。
消費税の設定を確認したところ、先生のおっしゃる通りでした。
修正申告については、税務署に相談で良いのでしょうか。
また、今期からは①の仕訳をせず、翌期に「租税公課/普通預金」で良いのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
追記失礼します。
税務署に相談したところ、修正申告となりました。
過去の仕訳は税抜処理のため、支払ったとき「未払消費税/普通預金」に変更して決算書等を作成し直します。
今期からは税込処理に変更し、翌期に「租税公課/普通預金」で計上します。
※今期は①のような仕訳はなし
本投稿は、2021年03月22日 13時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。