税務署と銀行は繋がっていると言うのは本当ですか?
税務署と銀行は情報共有をしていると聞いたのですが
例えば、税務署に何も教えていない銀行口座があるとしても、税務署は
誰がどの銀行の口座をいくつ所有していて、それぞれ残高や入出金でどの程度残っているかなど常に把握しているのでしょうか?
それとも、把握はしていなくとも、個人名で検索?をすればどの銀行口座を持っていて残高があるかなどすぐわかるようになっているのでしょうか?
警察でさえ、しらみつぶしに銀行へ照会をかけて探す方法しかないと聞きましたので
税務署はそれ以上の権力を持っているという事なのでしょうか?
税理士の回答
税務署と銀行は情報共有をしていると聞いたのですが
けっしてそのようなことはありません。
税務署は、必要に応じて銀行調査としてそれぞれの銀行に行って口座等の確認をしているようです。
ただし、将来的にはマイナンバーにより税務署が情報を入手しやすいシステムが構築されるかもしれませんね。
〉税務署は誰がどの銀行の口座をいくつ所有していて、それぞれ残高や入出金でどの程度残っているかなど常に把握しているのでしょうか?
→そのような把握はしていません。誰が何処の銀行に口座を持っているかも税務署は知りません。調査の必要がある場合には、銀行に文書照会をかけて口座の有無を確認し、口座の存在が確認出来てからはじめて銀行に出向いてその中身を確認します。
従って、預金者の預金情報が銀行から税務署に筒抜けになっているということはありません。

相続税の調査の場合、税務署は被相続人及び相続人更にその関連者の預貯金を確認することができますし、実際にありました。国税局の上位官庁はどこか、銀行の監督官庁はどこかを調べられたらおのずと答えは出るかと思います。
更にマイナンバーも今後効力を発揮すると考えます。
皆様
ご回答を頂きありがとうございます
将来的にはマイナンバーにより、把握はできるという面では分かりました。
必要に応じて銀行調査としてそれぞれの銀行に行って口座等の確認をしている
調査の必要がある場合には、銀行に文書照会をかけて口座の有無を確認し、口座の存在が確認出来てからはじめて銀行に出向いてその中身を確認します。
このことに関してなのですが、ここに関しては警察と同じように、取り敢えず当てずっぽうで各銀行に照会をしていく形のことなのでしょうか?
それとも、全国銀行協会のような場所に連絡をして、口座開設をしている銀行から連絡が来るのを待つだけで銀行から連絡をしてくるような話なのでしょうか?
まずは、口座開設の可能性のある銀行に照会します。
例えば、自宅や勤務先近くの金融機関、大手の金融機関、過去の税務調査で把握した金融機関などです。
なるほど、ありがとうございます
ではやはり感覚としては警察と同じような潰し捜査と同じ手法で、確信を持ってここにいくら入っていると税務署が銀行と情報を共有しているわけではないんですね。
その際に、家族(両親や妻、子供等)も一緒に税務署は口座の有無で照会も行うのでしょうか?
流石に家族まではちょっと個人情報でやりすぎかと思えたのですが。
家族の口座であっても、それが、いわゆる名義預金である可能性があれば正当な権限で調査ができます。
本投稿は、2019年03月20日 18時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。