事業主借で赤字になるのは?
本業は会社員、副業でフリーランスをしています。初年度の副業の資金は事業主借で計上し、その後も生活費として事業主借の計上ばかりで副業の収支は赤字です。これで問題ないかどうか、損をしていないかどうかがよくわからず、、、アドバイスお願いします。
税理士の回答

生活費は事業所得計算上のために参入するのは適切でない気がしますが、実際にそのようにしていらっしゃいますでしょうか。
家事関連費のうち、事業に明らかに関連するとして区分できた金額だけ計上しても赤字ということなのでしょうか。
本業の収入の方が副業収入より明らかに大きく、本業から得られる可処分所得で生活をしていると副業の収入を上回るような支出をすることもあると思いますが、その支出を副業との関連しないものまで副業のPLに入れた結果、副業が赤字になったということではないでしょうか。
事業主借というのは、副業(事業所得)に関する支出を、事業専用口座でなく事業主のプライベートの銀行口座からの引落などで決済したときに、、事業主本人に対する借りができてしまった金額を集計する勘定です。
事業を1つの独立した会社と考えてみると分かりやすいかもしれません。
ご回答ありがとうございます。
不十分な内容で質問してしまいました。
『生活費として事業主借...』ではなく"事業主貸"の間違いです。大変失礼致しました。
副業分の収入は事業主貸として生活費に回しています。
事業主借を最終的に相殺していくとなると
当分赤字です...

どの程度の赤字であるか存じませんが、事業の実態があり、黒字化に向けて営業活動を続けておられるのであれば、帳簿を記録・保存していけば当面は雑所得ではなく事業所得として所得計算をすることができる可能性が高いのではないでしょうか。
詳細をお聞きしておりませんので明確なことは申し上げられませんが、雑所得か事業所得か、ご判断されるに際しては以下のページなどをご参照頂き、ご判断ください。
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/shotoku/kaisei/221007/index.htm
事業所得であれば給与所得との損益通算ができ、課税所得が減少しますので、税金・社会保険料の軽減効果は見込まれますし、黒字化に向けてチャレンジを続ける支えになるのではないでしょうか。
本投稿は、2024年01月26日 07時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。