自社株について
相続対策等で1000万円を超える資本金で会社を設立しましたが、一定の効果を得られたことと、均等割の負担も大きいため減資をしたいと考えています。株は私が100%持っており、減資する分を自社株(自己株式)にしたいと思いますが手続きや注意する点(納税が発生するなど)はありますでしょうか。よろしくお願いします。
税理士の回答

藤本寛之
均等割を減らす目的で、自己株式の取得を行うとの事ですが、平成27年税制改正により、自己株式を取得しそれを償却しない段階では均等割の算定基礎である「資本金等」は減少しないこととなりました。
よって、均等割の負担を減らすためには自己株式を取得した上で、自己株式を償却するといった手続きを踏む必要があります。
適正な時価(類似業種比準価額ということでしょうか)で法人が自己株式を取得し、その後自己株式を償却した場合は個人も法人も課税されるということはないのでしょうか。

藤本寛之
法人が個人から株式を購入する場合は、「法人税法上の時価」で購入すれば課税上の問題は生じないとされています。
なお、「法人税法上の時価」は、類似業種比準価額と純資産価額とを単純平均した金額になります。
本投稿は、2018年04月03日 16時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。