給料の二重計上について。
現在5期目の法人です。
経理初心者なのですが、給料の仕訳で二重計上になっているのでは?と思いましてご相談させて頂きました。
3と4期目の給料の仕訳(従業員一人分)が
借方:給料手当200.000 貸方:普通預金200.000
借方:給料手当200.000 貸方:預り金30.000 現金170.000
これは二重計上になっているかと思うのですが、これを5期目に修正するにはどうしたらいいでしょうか?
ちなみに、給与は銀行から引き出して手渡ししております。
二重計上だった場合、3期4期の利益は圧縮されていると思うのですが、これは修正申告が必要になりますか?
ちなみに現在5期目は青色申告をしておりまして、繰越欠損金はありますが、恥ずかしながら3期4期は白色申告です。
お知恵を拝借できましたらと思っております。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

こんにちは。
その給与支払いが同一人物に対する同一月のものである場合は、ご認識の通り二重計上になります。原則として5期目に修正するのではなく3期4期を修正申告する必要があります。
3期4期が共に元々欠損であり、かつ、給与の修正を行った結果も欠損のままである場合は、消費税も法人税も変動しないため、修正申告しても追加納税は発生しません。ただし、御社が外形標準の課税対象法人である場合や事業所税の課税対象法人である場合は追加納税が発生する可能性が生じます。
給与が二重計上であることから年末調整計算が間違いになっている可能性があります。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございます。
追加で質問なのですが、3期4期は純利益が出ております。その場合は3期4期ごとに修正申告をすればよいのでしょうか?
ちなみに現在の繰越欠損金で処理することは難しいものでしょうか?
外形標準の課税対象法人ではないのですが、事業税(法人都民税?)も修正することになりますでしょうか?
何度も申し訳ございません。
ご回答宜しくお願い致します。

ご返信いただきましてありがとうございます。
修正申告は3期4期ごとに行う必要があります。その場合、事業税と法人都民税も3期4期ごとに修正申告を行う必要があります。
現在の繰越欠損金とは5期目で発生したものでしょうか。その場合は残念ながら、現在の繰越欠損金で処理することは難しいです。おそらく「欠損金の繰戻しによる還付」をイメージされているかも知れませんが、連続して青色申告書を提出していることが要件となっております。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5763.htm
どうぞよろしくお願いいたします。
迅速なご回答ありがとうございます!
繰越欠損金は1期2期の分が多少あります。(恐らく修正申告で納税する額には達しないでしょうが、、)
1期2期の繰越欠損金30 修正申告での納税100
のようなイメージになるのでしょうか?
それとも欠損金自体が使用できないのでしょうか?
何度も申し訳ございません。
宜しくお願い致します。

ご返信いただきましてありがとうございます。
今回のご質問にお答えする前にご質問で返して大変恐縮ですが、1期2期の繰越欠損金30は3期4期の当初申告で使い切っていないということでしょうか。3期4期の当初申告では1期2期の繰越欠損金を使ったことで課税所得が0円となったということでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご返信ありがとうございます。
1期2期は青色申告だったのですが、3期4期は白色申告となっておりまして、欠損金を使ってないのです。
不勉強で申し訳ないのですが、当初申告とはなんでしょうか?
恐れ入りますが、宜しくお願い致します。

ご返信いただきましてありがとうございます。
ご状況は承知いたしました。1期2期の繰越欠損金は3期4期の白色修正申告で使用することができます。
当初申告とは3期4期の期限内申告もしくは期限後申告を意味しております。修正申告を行うということは、その前に期限内申告もしくは期限後申告を行っていることが前提になるからです。蛇足ですが、3期4期の当初申告時にも1期2期の繰越欠損金を使用することができました。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございます。
当初申告について、了解いたしました。
無知とは怖いものですね。
諸々少し考えてみます。
この度は大変勉強になりました。
ありがとうございました!
本投稿は、2020年05月17日 02時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。