事業準備段階での経費は損金合算可能でしょうか
個人事業主です。
定期的な収入の事業(以下事業A)の他に別の事業(事業B)を考えています。
事業Bは下手すると1年先、2年先の公開を予定しますが、本格的にやろうとすると外注費や諸経費が毎月掛かる案件です。
このBの経費は損金としてAに組み込む事は出来るのでしょうか?
事業所得と雑所得の認定が曖昧とは聞きましたが、さらにそれが先の話となると情報が殆ど無くこちらで質問させていただきました。
税理士の回答

Bの費用をAに組み込むことは難しいと思います。
必要経費は、収入を得るために直接要した費用のため。
リスク回避のため、Bの開業届、青色申請により、事業所得として3年間の損失繰越を使うか、法人(原則すべての費用が経費になります)成りがよいと思います。
個人事業の必要経費に算入できる金額は、
①収入金額に対応する売上原価その他その収入金額を得るために直接要した費用の額
②その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額
になります。
つまり、収入を得るために直接要したもの(直接費)と、直接要したものではないが事業を維持継続発展するために必要な費用(間接費)の2種類があります。
ご相談に関する費用についても、現在の事業の維持・継続・発展に関連するものであれば必要経費にすることができますが、B事業を開発するための特別な費用である場合には「開発費」という繰延資産で処理することになると考えます(B事業を開始した年に経費処理)。
お二方ともありがとうございます!
計画的な運用をしたいと思います
本投稿は、2018年06月04日 00時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。